アイスランドの田舎町を舞台に、クリスマスから年明けまでの数日間を、無名のアマチュア俳優を起用し多くのシーンをワンシーンワンカット、合計56シーンの積み重ねで描く。アイスランドの自然の中で燃え盛る農場の建物とそれをスマホ片手に眺める人々、閉店後のスーパーの店員や食肉処理場の従業員、自動洗車機など、独特の着眼点と肖像画のような美しい映像で、現代社会の家族や孤独な人々の姿を、温かくユーモラスに描き出す傑作。
パリ北西にあるレジャー・アイランドでのひと夏。ある者たちにとっては冒険、誘惑、ちょっとした危険を冒す場所。他の者たちにとっては避暑地、現実逃避の場所となっている。世界の喧騒と離れ、海水浴を…
>>続きを読む夏休みのある日、10代の少女オクジュは、父親が事業に失敗したため、弟ドンジュと一緒に緑が生い茂る大きな庭のある祖父の家に引っ越した。しかし、そこには母親の姿はなかった。大きな居間とステレオ…
>>続きを読むポルトガルの北西端、ジェレス国立公園内にあるビコ村。一般的な地図には載っていないほど小さなこの村の暮らしと情景を収めたドキュメンタリー。[シネフィル] (C) Sputnik Oy
ロンドンでの学校生活を終えた駆け出しスタイリストのレオ(アマリア・ウルマン)は、母が暮らす生まれ故郷スペインの海辺の田舎町・ヒホンに帰ってくるが、母親(アレ・ウルマン)は破産寸前でアパート…
>>続きを読む政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコを舞台に、アカデミー賞受賞監督アルフォンソ・キュアロンが、ある家族の姿を鮮やかに、そして感情豊かに描く。