アンメルツヨーコヨーコ

どこへ出しても恥かしい人のアンメルツヨーコヨーコのネタバレレビュー・内容・結末

どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

どう見ても知らない人から見たら危ない人だし、私も(「生きてるって言ってみろ」に衝撃を受けただけで)よく知らなかったけど、この映画を通して友川カズキという人間を大好きになった。面白くって茶目っけがあって素直で詩人でギターと歌になると激しく抒情的で天才的で繊細で、泥臭くて無垢で正直で口をついて出る言葉の一つ一つが詩であり名言だった。書き留めておきたい言葉がたくさんあってもどかしかった。自然に生きることは難しい。でも、自然に生きている人は魅力的。カッコいい、というのとも違う。何だろう、「友川カズキを観に行った」という感じ。

好きな言葉(うろ覚え)
・人間何かに酔ってなきゃ生きられない
・50を過ぎると「人生とはなんぞや」と考え出すけど、結局人生って何でもない
・頭で考えているうちはギャンブルじゃない。車券を買って痛い思いしてこそ
・何かを手放さなければ何かで突出することはできない
・(ステージの冒頭で)この瞬間も競輪のことばっかり考えてる。今目の前に自転車が一台通り過ぎた
・生まれた時からリストラに遭ってるようなものだし、もっとはっきり言うと、生まれた時から途方に暮れている

ちょっともう、友川カズキ名言集みたいなのないですかね。とにかく面白かったです。小学生みたいな感想ですが、また観たいです。