競輪の合間に酒を飲み、競輪の合間に曲を作り、競輪の合間に画を描き、競輪の合間にライブをする友川カズキの、素に近い日常を模写したドキュメンタリー映画。
「生きてるって言ってみろ」でセンセーショナルなデビューを飾った時は、人生の意味を希求し、生きる価値を激しく問うているように思っていましたが、辿り着いた答えは「人生に意味なんてない」「何かに酔うのが人生」。その脱力した生き方に、生き苦しさのこわばりを解きほぐされる人も多そう。客席からも笑いが漏れる(僕も笑ってた)痛快作でした。
ライブシーンの生ギターの音が凄く心地よくて、ライブがますます恋しくなりました。