お元気そうでなによりである。
むかし一度だけ
ご自宅のアパートにお邪魔して、
お手製のジュンサイの味噌汁を
ご馳走になったことがある。
人生でジュンサイを口にしたのはあのときだけ。素朴な味だった気がする。
友川カズキというアーティストは
様々な顔をしている。
とても短いドキュメンタリーに
おさまる人じゃない。
それは理解してるつもりだけど、
この映画はあまりにも
競輪場のシーンが長すぎる。
あのギラギラした彼はどこへ行ったのだろう。
もしかしたら、
彼を密着するのが
遅過ぎたのかもしれない。
それでも魅力的な人であることは
まったく変わっていなかった。
不思議な人である。