このレビューはネタバレを含みます
友川カズキの一年くらいの密着ドキュメンタリー。友川カズキを知りませんでしたが、想像よりちゃんとした人。
余計な装飾がない編集で、友川の魅力がシッカリ伝わってきました。カット割りがセンス満載な感じ。こんなに最高な競輪場のシーン観たことないです。
ライブシーンやBGM的に選ぶ曲のセンスがまた良い。歌のパワーが凄い上にシーンにも合っていて、惹き込まれました。ポスターのスチールも堪らない。
「先行一車」の歌詞が胸に突き刺さる。そして「乱れドンパン節」の車内のセッションから新宿の街へ飛び出していくシーンの美しさが素晴らしいです。このシーンが全ての映画と言えるほど。
友川カズキの魅力が存分に出ていた、細やかなセンスが光る傑作でした。サントラがないのが残念だったなあ。