YUMI

運命の子のYUMIのレビュー・感想・評価

運命の子(2010年製作の映画)
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中国の時代物か〜、これはちょっとシンドそうだなと思ったけど、観始めたらグイグイ引き込まれましたね。
中国の有名な話らしいけど、ギリシャ神話にもこんなのなかったっけ? 赤ん坊を皆殺しにしろ、とか(この映画ではそうはならなかったけど)、巡り巡って我が子に殺される王とか(同じくこの映画では実子ではなかったけど、まあ息子のように可愛がってたから)。
世の東西を問わず、こういう話って受けるんだろうなと思いました。
韓国映画の「オールド・ボーイ」に、「復讐は生き甲斐だ」みたいな台詞があったけど、今作の主人公である医者にしても、そんな思いで妻子を殺された後の人生を生きたんだろうな。
彼が、子供を抱いた妻の幻影を見ながら死んで行くラストは、幸せだった若い頃の姿で妻に導かれて旅立って欲しかった。
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