籠

もぐらの籠のレビュー・感想・評価

もぐら(2018年製作の映画)
3.8
開き直りや絶望の末に客とのキスを容認して売れっ子となっているヒロインの移動中に映し出される表情から一瞬アンナ・カリーナかと思うが我に返る。車は川崎を走る。堀之内まで通る。無邪気なのか?助言者がいるのか?昭和の先人たちはお金を使って経験をして世界を描いたがそれは男性目線でしかない。もぐらは日光に弱いというのが迷信だと調べるまでは殆と知られていない中での意味合いは何だろうか?同じ郷土の証としてのおにぎりなのであればアンダーカヴァーとしてのもぐらなのか?突き抜けない世界からいろいろな想像が噴き出す。それくらい画力はある。ただし相手役は目力に難があり同僚のイントネーションが気を削ぐ。

2020.12.16.制作過程を知り加点(+0.1)
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