ししまる

2012のししまるのレビュー・感想・評価

2012(2009年製作の映画)
3.0
◼️概要
ローランド・エメリッヒ監督による2009年のSFパニック。09年、太陽系の各惑星が直列に並び、太陽の活動が活発化。世界は3年後に滅ぶと地質学者ヘルムズリーは推測し、その報告は米大統領ウィルソンに伝わる。12年、作家ジャクソンは別居中の子ども2人と訪れた公園で、ある人物からもうすぐ世界が終わるとの予言を聞く。一方、ヘルムズリーは人類絶滅の事態回避を目指す。
◼️キャスト
ジャクソン:ジョン・キューザック、
ジャクソンの元妻ケイト:アマンダ・ピート、ウィルソン大統領:ダニー・グローヴァー、ヘルムズリー:キウェテル・イジョフォー、終末予言者:ウディ・ハレルソン
◼️メモ
古代マヤ人が2012年の冬至ごろに訪れると予想した人類滅亡に関する幾つかの仮説がベースとなっている。製作費2億ドルに対し世界興行収入7億6966万ドル。後日談を描くスピンオフテレビシリーズ「2013」の企画があったが、予算面から実現しなかった。
◼️感想
米国外の稼ぎが大きく世界興収的には成功も、批評家の賛否は両論で好き嫌いは分かれるところ。監督お得意の災害ものではあるが、果たして方舟で助かるかのかどうかというのが山場。今回はSFなので全くリアリティーはないが、迫力ある映像は楽しめる。一部のキャラ接点と言動により、深刻さはなく、展開は意外と軽快。
一方、方舟に乗る人の選別や家族の絆といったヒューマンドラマでもある。が、それがかなり薄っぺらく、登場人物誰にも共感できない。人類絶滅という危機の発端は、抗えない自然の変化にあるにせよ結局、メインキャラたちの身勝手な行動が事態を悪化させている。

✳️再鑑賞(①2010/5)
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