NAOKI

2012のNAOKIのレビュー・感想・評価

2012(2009年製作の映画)
3.6
「ボクはローランド・エメリッヒが大好きだぁ」(大声)

うわぁ…言っちゃった💦
何?この映画ファンとして何かを失った感じは?💦

これがマイケル・ベイやイーライ・ロスだとまだマシ😁💦
NAOKIさんていい映画ばっかりじゃなくて中二病のボンクラ映画も好きだなんてちょっと可愛い❤…とか言ってもらえそうかな?😁って感じあるけど…エメリッヒは人間的にどうか?とか映画センス最悪💦とか思われないか?ってところの方が強いよね😁💦

実は皆さん!そこがこのエメリッヒの偉大なところなんです(大声)😁

人間の本質とは何か?
例えば火事…グワァっと吹き上がる炎、バチバチ何かがはぜる音、顔に感じる熱気…
「うわぁ、すげぇ」
ところがすぐにこんなことで興奮するなんて不謹慎、これで家を失う人もいれば、ひょっとすると逃げ遅れて命を失う人だって…という人間らしい感情が沸き上がる…しかしその直前、「すげぇ」と思った自分がいたのも事実、つまり人間の本質とは「野次馬」…

エメリッヒはそこを突いてくるのです。
ほらほら圧倒的なディザスター、そこにちょっと不謹慎な描写や人命を軽視した描写を入れて、「どう?頭に来る?許せない?でもあんたはこれが見たかったんだろ?」
そうやって、私たちを試してくるのです💦。

そんなエメリッヒの真骨頂がこの「2012」。太陽フレアとかマヤ文明なんてウソウソ…真面目に描く気なんてないです…ロス大地震の中、主人公一家が車で空港を目指す(自分達だけ助かろうと)🚗このディザスター描写はとにかくものすごい!助手席の元妻の今夫?がパニクって叫び続ける。
「あぶあぶあぶ!車車車車!火火火火!」そこへドーナツ店の屋根に付いてた巨大なドーナツがごろごろ!
「ドーナッ~ツ~!💦」
笑わせたいのか?😁

どこにいても助からないレベルの地球的ディザスターに最後はノアの方舟的な展開になるのですが、ここで私たちは映画ファンとしてのアイデンティティを揺さぶられる展開を目にすることになるのです😁💦

地球規模大災害映画のクライマックスをどう描くか?

結局金持や政府関係者ばかりを乗せた方舟のドアが密閉出来ない💦ギアに何か挟まってる!何とか非合法にこの船に潜り込んだジョン・キューザックが決死の覚悟で水に飛び込む!ギアに上着が挟まってる!引っ張る!息が続くのか?以外としっかり食い込んでて💦なかなか~💦取れた~😁

エベレストの山々が津波に飲み込まれたあとの見せ場がこれです😁💦

エメリッヒがニヤニヤしてる!
「どう?これでも家族愛がどうしたとか勇気がどうしたとか思ってんの?」
「こんな人類なら、じたばたせずに滅んでしまえ!って思わない?」

このフィルマのプロフィールにあるmyベスト…やっぱり人に見られることを意識していませんか?誰もが認める名作を敢えて外し、あ!おれはビラニア3Dを入れてる💦
こういう嫌らしさをエメリッヒは嘲笑ってくるんです。
「さあ、お前はおれの映画をベストに入れる勇気ある?」って😁💦

さぁ、皆さん!もうお分かりだと思いますが、声を合わせて
「私たちはローランド・エメリッヒが大好きだぁ!」

何かを失ったかな😁💦
NAOKI

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