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大空の闘士のICHIのレビュー・感想・評価

大空の闘士(1933年製作の映画)
3.9
砂漠の飛行場なのに雨と雪と霧に晒されて、飛行機が何回も墜落する。各エピソードが散発的な感じが途中まであったが、ラストの救出劇へ持って行く手腕はさすがフォードで航空映画の醍醐味を味わうことができる。登場人物がやたらと饒舌なだけでペラペラに薄い「トップガン」と比べてこの作品の人物はひたすら職人的で、敵役のパットオブライエンが自分をし犠牲にするのも倫理とか友情とかじゃなくて、どんなところでも着陸して離陸するという操縦士としてのこだわりであることに深く感動する。
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