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海辺の家のKのレビュー・感想・評価

海辺の家(2001年製作の映画)
3.8
2度目。

余命僅かの建築士の父が、離婚した妻と暮らす不良息子と海辺の家を立て直す一夏。

“悪いことが良いことになる。”

新しい家を建てるには、まず古い家を壊すことから。

古い家が跡形もなく無くなって新しい家が建っていく過程、味気なかった父の人生が幸せに満ち、父と息子が関係を取り戻していく過程の美しき対比。

人間は幸せではないことにとても鈍く、最期の瞬間にやり残したことに気付かされることが多いのかもしれない。今、小さなことに喜びや幸せを感じられているか、やりたいことやり切っているか、最期の時に後悔がないか、どんな生き方をしたいか。

***
4.3->3.8
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