KOUSAKA

ノロワのKOUSAKAのレビュー・感想・評価

ノロワ(1976年製作の映画)
4.0
シネマメンバーズにて、ジャック・リヴェット監督の6作品を順番に鑑賞。

だんだんジャック・リヴェット監督のマジックにハマってきた😆ワケ分からんくても面白いし、全シーンとにかく「絵」の力が強いので引き込まれてしまう。特に今作はロケ地に選ばれた「場所」の力が凄い。

何なら、むしろワケ分からん方がより嬉しくなるという「リヴェット中毒」の症状すら出始めて😆思わず2回見てしまいました。

軸となるストーリーは「女海賊のモラグが弟の仇を討つために、孤島の城を占拠する海賊団リーダーのジュリアを殺害しようとする」という比較的分かりやすい内容なんやけど、1回目は登場人物の関係性がイマイチ理解出来ないまま終わりました。

でも2回目で、だいぶキャラクターが理解出来たことで一気にこの世界観にのめり込むことが出来たし、ラスト20分の仮面舞踏会で繰り広げられる舞台劇のようなワンアンドオンリーの演出には完全にヤラれました。情熱的で甘美な「死」の連続。凄い・・。
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