TakayukiMonji

ノロワのTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

ノロワ(1976年製作の映画)
3.2
「デュエル」に次ぐ、”火の娘”4部作の2作目。4部作は本作をもって終了。
対決する2人の女性を描く設定は同様なのだが、「デュエル」の摩訶不思議ファンタジーを通り越して、奇想天外が過ぎる前衛ファンタジー。
あらすじを読むと、主人公モラグは女海賊のようだけど、女海賊なのかどうかもわからなかった。時代劇なのか、現代劇なのか、時代感も場所もわからない設定で、空想世界のよう。冒頭で、13人に復讐するとなってたけど、復讐劇なのかなんなのか、わからず。でも、後半の対決シーンからファンタジー要素が増してきて、魔術的要素が加わった。
映画音楽が鳴らされる時、必ずそれを演奏している人を映すという実験的な試みも。

ロケ地の壮大さ。鮮やかな色彩。など、映像的な魅力もあるが、これは難易度が高い作品だった。
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