このレビューはネタバレを含みます
互いが互いの理想を胸に、討論を行うわけだが、三島由紀夫の圧倒的な懐の深さゆえに、全共闘の持っていた暴力的な雰囲気すらも、言と論を持って浄化し、真の論戦となる様が実に痛快。
明らかに全共闘は三島を挑…
やっぱりこの時代の青年たちは自分の軸をしっかりと持っていてかっこいい。そして行動する。
その青年たちとシンポジウムを開き、言い負かそうとするのではなくユーモアを交えて討論する三島由紀夫。
内容は…
まず50年近くしか経っていないという事実がいちばん怖い。
"今の私たちに足りないのは熱と敬意と言葉だ。"
そう締めてたけど、この時代のそれも間違ってるし美談にはしないでほしい。
三島由紀夫さすが…
まさに知と知のぶつかり合いといった感じで、見入ってしまった。
両者の考えの前提がまったく異なるので、あんまり噛み合ってなかったように思えたが、結局彼らの目指す先は同じ=「あやふやで猥褻な日本国からよ…
自分が主人公になったと思える場所があると人は(男は)命をも捨てられる。
私にも、身捨つるほどの故郷はあるのだろうか?(寺山修司の引用)
その熱が例え何も生まない空虚なものであったとしても、熱に浮か…
ホモソ大帝国の映画
俺たちを論評できる演劇人はいないということ
終戦後に命のやり場がわからなくなった人たちが熱に浮かされて、擬似戦争を探してたんだなという気持ち
国と自分の運命がリンクする、カル…
Ⓒ2020映画「三島由紀夫vs 東大全共闘 50 年目の真実」製作委員会