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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のmasaのレビュー・感想・評価

4.0
もの凄い熱量。

三島由紀夫は金閣寺くらいしか読んだことがなく、自決した人というイメージしかなかったですが、三島という人柄も分かり、こういうドキュメンタリーは非常に勉強になった。

討論は自分には難しく何言ってんだ的なちんぷんかんぷんのところがあるが、三島と学生のやり取りがメチャ面白かった。超貴重な映像を観れたという満足感ありました。

1969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に、三島の生き様を映したドキュメンタリー。
1968年に大学の不正運営などに異を唱えた学生が団結し、全国的な盛り上がりを見せた学生運動。中でももっとも武闘派とうたわれた東大全共闘をはじめとする1000人を超える学生が集まる討論会が、69年に行われた。
文学者・三島由紀夫は警視庁の警護の申し出を断り、単身で討論会に臨み、2時間半にわたり学生たちと議論を戦わせた。
伝説とも言われる「三島由紀夫 VS 東大全共闘」のフィルム原盤をリストアした映像を中心に当時の関係者や現代の識者たちの証言とともに構成し、討論会の全貌、そして三島の人物像を検証していく。

ナビゲーターはを東出昌大。監督は豊島圭介。

三島由紀夫はもっと荒々しい人物かと思っていたが、討論でも学生の意見をしっかりと聞き、決して否定しない。各著名人のコメントを聞いてもとても魅力ある人物だったんだろうなと無知ながらも感じました。

しかし、討論中にみんなタバコ吸いすぎだろ(笑)
特に赤ん坊抱いて出ていた芥という学生が面白かった。
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