タジ

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のタジのレビュー・感想・評価

4.3
自己プロデュース力に長けていた三島由紀夫の東大全共闘との討論会の映画『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』を鑑賞‼️
夏らしい映画ではありませんが、熱量は画面越しでもすごく感じられる素晴らしい映画でした。

三島由紀夫といえば、純文学、小説家、金閣寺、潮騒、右翼、天皇崇拝、革命家などと様々なイメージや作品などを想起されますが、非凡な才能を持った人間であり、優しさを持った変人であり、孤高の男であり、何者にも真似できないカリスマ性を持った自己表現者だったのかなと思います。
礼節や敬服の念を持ちつつも自分の考えを決して曲げない一本気な性格は武士道ですね、戦後のラストサムライかなと思います。😎✨
今ではデモ運動という言葉は遠くから見ている立場を取ってしまっていますが、当時は東大全共闘という一つの社会を変えようとする大きな波のような若い力が、電気のように他にも伝わり、大きな時代の波となって言葉と行動、政治への不満、社会を自分たちの力で変えようと流れのようになっていたのだと思います。まるで幕末の倒幕や尊皇攘夷みたいですね😆✊‼️
あの三島由紀夫の熱く語り合う姿も冗談も混じえて笑い合う姿も、論破する相手に敬意を表し、真摯に答える姿も全てがカッコいいですね😎✨稚拙な表現しかできませんが、討論の内容よりも三島由紀夫が向ける視線や表情、笑顔に引き込まれ、カメラに撮られている撮られ方、わかりやすく伝えている巧みな話術に驚きました。

好きなシーンは、三島由紀夫の感性豊かな演説の姿に賞賛します🌟

三島由紀夫という人間の輝いている一面が見れる映画でした😎💕

フォロワーの方と同じで、自分も実家にあった豊饒の海シリーズ初版本4冊をもらったので、今まで読んだことがないので読もうかなと思いました。初版本でも当時人気作品でしたので、価値はあまりないかもしれませんが大切に保存しておこうと思います😊
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