トミー

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のトミーのレビュー・感想・評価

3.6
結構面白かった。
三島由紀夫とは、革命とは何だったのかと考える一つの手がかりになるかもしれないが、正直なところ議論自体は難しくて半分も分からなかった。
論駁してやろうという学生側の挑発的ともいえる言い回しに、真っ向から受け止めて時にはユーモアを交えつつ議論する三島氏に討論の本質を垣間見た気がした。
恥ずかしながら、三島氏の作品は読んだ事はなく、保守的で自決した作家というくらいの解像度でしか彼を捉えていなかったが今作を観て考えが改められた。
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