耳をすませばのまいのネタバレレビュー・内容・結末

結構序盤から、なんか違う‥感が強かった。
カントリーロードの替え歌がフェアリーテールの本のネタバレになってるのと、ムーンが白猫じゃなくなってるのは嫌だったな‥意地でもジブリの原作通して欲しかった。
あとなんか、雫たちが若い頃の役者さんたち、実写になってることを踏まえた上で出来るだけ似るようにしてて、良いとは思うんだけど、杉村の告白のシーンに関しては、原作の空気感が独特で最高すぎるから、何をやろうとも超えられないと思った。あの空気感を実写でやろうとしてることに、逆になんか違和感があった。作り物感がすごかった。

ジブリの『耳をすませば』が築き上げた将来への夢や希望が崩れていく感じがしたな。あえて後日談を実写で作ることで、新しく何を観客に伝えたかったのかが分からない。現実は上手くいかないけど形を変えて前に進んでいくってこと？？？『耳をすませば』で重要なのは、雫と聖司の恋愛模様と青春感と将来への不安と期待の表裏一体感だと考えてるから、それをぶち壊す作品になってて、何もプラス要素がなくてここまで観なきゃよかったかもって思ったのは初めてかも。わざわざ『耳をすませば』を実写で、さらに後日談でやる意味を感じなかった。

終わりも、ジブリのアニメと同じ終わり方だった。また同じことを繰り返す予感しかしないんだけど。2人が別れることになった根本的な問題が何一つ解決してない。なんで、それぞれの不調が解決したのか分からないし、なんで仲直り出来てんのかも分かんない。結果だけ伝えられて、そこまでに至る過程を全く説明されてない感じ。なんでそんな結果になったのか何も理解ができないし、感情移入もできない。

てかまだ結婚してなかったのかーーー。

誰かこのモヤモヤを言語化してほしい。これは私の期待感が高すぎただけなのか、ジブリの原作愛が強すぎるだけなのか分かんない。