‶レーズンのような眼”
シェイクスピアとビヨンセの名言から始まり、似合わないヒゲと変な髪型と右耳の下に ‶音命” という刺青を入れてるイライジャ・ウッドの主演で贈る、予測不能なスリラー。
30年間も音沙汰のなかった父親から手紙を受け取り、人里離れた父の家へやってきたノーヴアル。なぜ母と自分を捨てて去ったのか、なぜ今になって自分に手紙をよこしたのか、ノーヴアルは父を問い詰めるが、父は多くを語ろうとしない。そして事態は想像だにしない展開へと傾いていく。
いやはや、全く先の読めない映画だった。ジャンルとしてはスリラーなんだろうけど、後半はもう品の無いコメディのようだった。好き嫌いははっきり分かれるであろう作品だけど、意外性という点では突出している。イライジャ・ウッドも妙な作品に出るなあ。彼のファンならば観ても損しないかも。
それにしても邦題は酷いな。まったく意味が分からん。