スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド・リメイク。正統的な吸血鬼モノで、とても好きなんですけど。今回はいかにも、アメリカ映画的というか、全部見せちゃいます的なサービス。雪に閉ざされた街での少年の孤独感があまり感じられない。その代わりにアメリカの抱える政治的・宗教的な背景からくる閉塞感、うっ屈感は出てるんだけど。「キック・アス」のクロエちゃんの魅力もイマイチ活かされていないような。タイトルは原題「Let Me In」がしっくりくる。(邦題に関しては「ぼくのエリ」もひどいけど)
うーん、個人的にはやっぱりオリジナル版に軍配かな。