レンタルで鑑賞、ディスクを購入。
一般的にはクロエさんが主演している映画の一つ、といった程度の認知かもしれないが、私的には生涯最高峰の作品。
人の世を忍んで生きる吸血鬼の少女といじめられっ子の男の子の出会いから始まる悲劇がストーリーの主軸だが、吸血鬼を『ダークヒーロー』ではなく『生きづらい命』として描いているところがとても好印象。
また不器用に距離を縮めようとしたり、お互いを思いあったり、二人で危機に立ち向かおうとする二人の姿も感情を動かされる。
ラストは何とも言い難い終わりではあるが、それでも飽きることなく二時間を過ごさせてくれる内容。
イノセントホラー、というのが当時のキャッチコピーであったようだが、非常に秀逸。
吸血鬼、ホラー、ティーン、あたりの言葉にピンときたら一度は見てみてもいい作品。