観た。
こんなの観てしまったら、気軽にマルジェラ買えなくなるけど、滅茶苦茶マルジェラが欲しくなる。
インタビューNG、写真NGのデザイナーが自らの言葉で語るドキュメンタリーは面白いにきまってる。
白に統一された世界観とか、ホワイトタグ、四つのステッチの理由も本人から語られるのが貴重。
ゴルチエさんのアシスタントだったんだ、とかも。
コンセプトとか、コレクションへの向き合いとか、改めて書くのも恥ずかしいけどファッションて芸術、アートなんだなぁ。しみじみ思った。
開催する場所、モデルじゃなくて素人を起用する、デザイナー自身が顔を出さない事、ブランドのあり方全てが注目されるアートでもありビジネスでもあるんだな。
エルメスへの召喚も興味深いし、拡大したマルジェラという会社をまさかのディーゼルが買っていた事。ファッションのビジネスとしての側面も知った。
そして、20周年を迎えた2008年に引退。ジョンガリアーノが引き継ぐ。ブランド名もメゾンマルジェラに。この辺も知らなかった。
子どもの頃、テレ東で放送されていたファッション通信を少しエッチな目的で見ていたのはあるけど、やっぱりファッションて格好良いし、文化なんだな、と思わせてくれた。
川久保怜だったり、建設現場の足袋だったり、少なからず日本の影響を受けた、というのも嬉しかった。
マルジェラさん時代にデザインされたマルジェラのラインナップを買ってみたくなった。最後に、ファッションで表現はしきれたか?の質問に、少し間をおいてノー、と言ったマルジェラさん素敵過ぎる。
ライナー・ホルツェマー監督