ひな鳥ピヨー

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”のひな鳥ピヨーのレビュー・感想・評価

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僕のバービー人形で試作していたんだ。
遊び方がクリエイティブ

また一周してSDGsやサステナブルな時代に合ったコンセプトのブランドなのかな。
アクセントな主役級アイテムになる良い物も確かにあるんだけど、注目されるのが振り切ったデザインや素材のものだからあまりにも前衛的でオシャレ上級者な個性的ファッションでこれを着て外に出ていく勇気はない

GUCCIとならありそうだけど、HERMESとは驚きだわー。意外性と賛否両論な物議が欲しくての起用だったのに長所を打ち消しただけの不評で終了。狂信者たちには面白味がなかったとしてもプレタポルテとしはありだと思うが、ショーの華やかさはないか。
DIESELとは相性悪いだろうなーとは思う。フォーマルとカジュアルのバランスって大事だと思うから、そっち寄っちゃうと…ないわー。
優等生や育ちのいい上流階級に喧嘩売るスタイルだからギャップで発想が面白い革命児って呼ばれるんだと思う。

『We Margiela マルジェラと私たち』(2017年)でもブランドデザインがぶっ飛んでいると感じたけど、こっちの映画のほうがまだデザイナーとしての葛藤というかまともな人間って印象になった。

最後のコメントで関係者が回顧展の開催に喜んでいるけど、結局は着るものじゃなくてアート作品として鑑賞するものとしての評価なんじゃ…