カレス

ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書のカレスのレビュー・感想・評価

3.5
IMDb 6.1
宗教と性
日本語字幕

78分の映画。「ストレンジャー・シングス」のナタリア・ダイアー(イレブンの彼氏マイクの姉のナンシー役)が主演。監督はカレン・メイン(女性、1985年アメリカ生れ)、2022年Disney+「ロザライン」を監督。

厳格な宗教のもとに育った16歳のアリスは、自分の性への関心が教えに背くものだと感じている。罪悪感から彼女は教会の4日間の修養会(日常から離れ、静かな自然の中で神と自分に向き合い祈る合宿)に行くことにした。

性に関しての描写は「掃除途中なのにモップの柄でオナニーを始めるカレン」「日中、パソコンの前にスタスタとやってきてポルノ動画を見ながら股間に手を突っ込みオナニーを始める神父」等の2~3ヶ所なので"エッチな青春白書"には程遠い。

設定は「ユー・ガット・メール」の時代。主人公アリスのモデルは、アイオワで15年間カトリックスクールに通ったカレン・メイン監督自身。思春期の少女の性の戸惑いがテーマの映画だと思う。Filmarksスコアが3.2と低いのは「ストレンジャー・シングス」の女優が出ているから「ストレンジ」、思春期の性の戸惑いを「エッチな青春白書」としてしまった幼稚なネーミングのせい(しかし、原題もエッチな感じあるね)。確かに展開はゆっくりだし紆余曲折もないし、でも真面目に作られた映画だ。女の子の夢がお姫さま抱っこなのも分かった。「レデイ・バード」と通ずる点があるかも…
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