マツモトタクシー

マリグナント 狂暴な悪夢のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
4.4
「死霊館」「SAW」等のジェームズ・ワン監督作品



マディソンは夫のデレクと暮らしていたが、それまでに複数回子供を流産していた
再び妊娠するもデレクと口論になりDVで壁に頭を打ち付けられてしまうマディソン
そして、その日の夜デレクは何者かに殺害されてしまう
その現場を目撃し恐怖から再度流産してしまった。。💧

マディソンは悲しみに暮れる間もなく夢の中でリアルで幻覚かのように殺人現場を疑似体験するようになる
義理の妹のシドニーと共に自分の過去を探るマディソンは自分と血を分けた双子“ガブリエル”の存在に行き着くも警察から一連の事件の犯人として疑われ、どんどん追い詰められていく

一体彼女の身に何が起きているのか?夢に出てくるガブリエルは今どこにいるのか?そもそも本当にいるのか?。。謎が深まる。。











以下ネタバレ



YouTubeの「シネマンション」で毎年恒例の去年のベスト5で斉藤さんとあんこさんが1位にしていた作品🥇
やっとTSUTAYAから届きました💿😀

様々なホラー要素を取り入れた意欲作
流石❗ジェームズ・ワン監督☺️


怖さレベル6

ジャケットはサスペリア風😁
始まりはVHSのザラザラした荒い映像からスタート😀

前半は見えるか見えないかのJホラー的不気味な要素を取り入れ😰
マディソンが建物の中を奔走する様を上からずーとワンカットで撮り不安を煽る映像
最近見掛ける手法だと思うけどこれも印象的
そしてぐるりと家全体が回り別の場所に移動したりするのも流行りの撮り方だと思う

タネ明かしでは何となく双子物かなと思っていたら斬新ではないけどそう来るか!成る程👀と更に斜め上へ行く展開見事❗👍
80年代のSFXも思い起こさせるガブリエルの造形😱笑

ラストはアメリカン・ホラーらしいエンターテイメントでグロくスラッシャー的展開☺️



ワン監督はインタビューで、またホラーを撮ることになり嬉しい
今までよりも新しく斬新な作品にしたいと語っていた😀
正しくその言葉通りで実績に胡座をかくことなく色々な過去の遺産を混ぜ合わせ新しい要素を加えて挑戦し素晴らし作品に作り上げていた☺️


この前革新的でJホラーを牽引してきた重鎮のある監督の新しい作品の公開記念でYouTubeで特別番組をやっていた
最近はシリーズ物を毎年作っている

確かに毎回大ヒットだしドル箱作品になっているのだろう。。💰
僕も昔からファンだから見ているけれどそのシリーズは監督が作り出した怖さを毎回焼き直ししているように感じる
今回はまだ見ていないけれどやはり同じ恐がらせ方の繰り返しのようだ

その番組で監督は得意気に「いや~1年で脚本からで撮影まで完成させないといけないんで大変なんですよ」と言っていた
監督の編み出した手法は確かに素晴らしかったし業績はこの後も残っていくだろう。。
しかし、だからといって焼き直ししていいというわけでもなく言い訳になっていないなと思って残念な気持ちになっていた😅

勿論、今回もキャスティングは話題だし大ヒットしているからそれでいいといわれればそうだし自身も多分見るだろう。。😅


そんな時にこのワン作品に触れて常に新しい恐怖を求めている姿勢に改めて感動した☺️
ジェームズ・ワン最高❗👍


子供の頃に読んだ水木先生のゲゲゲの二口女思い出しました😁