ちろる

マリグナント 狂暴な悪夢のちろるのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
3.9
ジェームズ・ワンが久しぶりに純粋なホラー映画に戻った?
いまや出せばある程度の話題は掻っ攫うジェームズ・ワン監督、本作は製作費4000万ドルと今のメジャーの作品としては中規模の作品。
しかし、彼が携わるアトミックモンスタープロ製作によるもののため、彼が思い通りにコントロールして作ふことが出来た作品でもある本作。
初めこさB級ホラー風味かと思いましたが、伏線回収もしっかりと行われ斬新な演出で作られており、監督の「観客を少しでも楽しませよう、驚かせよう」というサービス精神が滲み出たホラー映画です。

好きなのは前半と後半でテイストがガラッと変わって、間延びした退屈な感じがなかった点。
あと、どうせこうなるのでは?という予測を裏切る場面が次から次へと出てきて楽しませてくれます。

グロテスクなホラーというよりはミステリー要素も強く、ホラー、アクション、そしてミステリーの3種類でバランスよく引き込んでくれる。
ホラー観られるようになって年数浅い私ですが、ジェームズ・ワンの作品はある一定の期待を裏切らないから安心感がある。
これからも、新作楽しみにしてます。
ちろる

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