キモサベ

マリグナント 狂暴な悪夢のキモサベのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
3.3
DV夫と流産を繰り返す妻
ある日夫は何者かに惨殺され、その日を境に、妻も忍び寄るその影におびえることとなります
・・・と、ここまで話せば『この女(妻)に何か秘密がある』ことぐらい誰だってわかります

さて、まず第一に本作の褒めるべきところは“凝ったカメラワーク”・・・上手だったですねぇ
それと“明かり(光)の使い方”、恐さを引き立ててくれました
加えて“映像技術”、アクション映画に引けを取りません
・・・等々、自分のような素人にも、その丁寧さが見て取れましたです、はい

次にストーリー展開
“寄せては返す波のよう”・・・夢と現実が交互に繰り返され、観る者を最後まで惑わせます
これで、お話にぐ~んと奥行きが出ましたです

そして最後の“留置場~警察署内”での・・・こりゃ“生きた凶器”だぁ

これはもう、紛れもない『A級ホラー』と言っていいでしょう

【追伸】
それにしても、あの魔物、逃げ足速っ!
【追伸②】
自分的には、あの隠れた(隠れてないか)名作「エスター」(09年)が、だぶって見えました
いやいや“インパク度”は、エスター以上でしたけど
【脱線】
劇中で女性刑事さんが殺人鬼の似顔絵を見て「グーニーズのスロース」と言ってました・・・笑えます
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