ホラーなのに、何故か元気が湧いてくる快作!
何がいいって、主人公・マディソンの話を受け入れてくれる、周囲の人達の存在がいいんだよね。
夢で見た殺人が現実に起こって、犯人は化物みたいな超人で、なんて。
凡庸な作品なら、妹ちゃんは姉の正気を疑うだろうけど、本作ではお姉ちゃんのために速攻事件解決に動きだす。
ケコア刑事もマディソンを犯人扱いせず、この事件には何かあると信じて真相探しをしてくれる。
観客の私達はガブリエルの実在を知ってるから、さっさと真相に辿りつきたいワケ。そこで無実のマディソンが疑われるクダリとかやってたら、もぉ苛々してストレス感じるけど、この作品、それがないんだ。
辿りついた真相は、予想の斜め上、スパーンと振り抜いてるし。
いやぁ、いいね、これ、いいわ。
ホラーで愛を感じるとか、謎言説かもしれないけど、ジェームズ・ワン監督の本作、間違いなく愛あるホラーでした。