似太郎

シングルスの似太郎のレビュー・感想・評価

シングルス(1992年製作の映画)
4.3
グランジロックブームだった頃の都市シアトルが舞台の青春群像劇。二組のカップルの訳ありな恋愛模様をアッサリ自然体に描いている。今にはない素朴さ。

薄幸なペチャパイ女役のブリジット・フォンダが綺麗だった。彼女と付き合うロック野郎のマット・ディロンも非常に気っ風が良く、総じて役者が皆人間臭くフレンドリーな味わいがある。

キャメロン・クロウは80年代後半に『セイ・エニシング』で映画監督としてデビュー。【ポスト・ジョン・ヒューズ】として青春モノの巨匠として君臨したが、最近は滅多に撮らなくなってしまった。

クロウ監督にはこういうアメリカらしい健康的な青春キラキラ・ムービーを再び撮ってほしいものです。20代後半〜30代前半のアラサーの若者達への応援歌としても秀逸なロマンチック・ストーリーである。

主演のキーラ・セジウィックとデキるダメ男役のキャンベル・スコットは名優ジョージ・C・スコットのご子息。若き日のポール・ジアマッティも出てるよ!(この頃から禿頭👨‍🦲)
似太郎

似太郎