「ある移民家族の物語」
1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。2020年・第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞他、第93回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞など計6部門にノミネート。
うーむ、正直言ってあまり響くものがなかった。移民だからって世間が厳しいとかそういう感じではなく、あくまで家族のすれ違いによる問題な為、自業自得としか思えんし、ラストの展開を見てると誰が悪いとかじゃない面を見てもなんかどう見たら良いのか分からんかったな。
とにかく夫の子供たちを蔑ろにして自分の夢を叶えたいの一点張りな態度がとにかくイライラする。嫁の言い分は至極真っ当な言い分だしな。その嫁が連れてきた祖母もこれまた強烈なキツさがあるし。っていうかなんか全体的に雰囲気がジメジメした暗さがあるんだよなあ。シリアスだけじゃない映画なんだけどな。
なんか数々の賞を取ってる面からして、設定勝ちな印象が拭えない。そこまで言うほど良かったと言われるとどうにもノれなかった。悪い映画ではないことは確かなんだけど。
