《摩訶不思議で妙にリアルな青春物語》
(あらすじ)
漫画家・大橋裕之先生の短編作品集「ゾッキ」を映画バージョンとして繋げられて作られた作品。
(感想)
原作の短編作品が一つの物語として繋がったオムニバス形式で話が進んでいく。所々にくすっと笑えるネタが散りばめられていて、会場も笑顔に包まれていた。特に強烈なインパクトを残したエピソードは「伴くん」。伴くんにパンツをくれと言われ、仕立て上げの架空の姉のパンツを渡すと、伴くんの姉への想いが一層ヒートアップしてしまうという話。エピソードとしてはギャグ満載だが、どこか切なくこれぞ青春といった後味が残るショートストーリーだった。その他、粒揃いの作品と俳優陣で終始コミカルに描かれた作品たちに飽きずに見ることができました。