アメリカのフォトジャーナリスト・ユージンスミスと水俣病で苦しむ人々の戦いを描いた実話。学校の授業で見るべき映画だと思った。
日本四大公害病の一つ、水俣病。
熊本県の漁港に面したチッソという企業は汚水を海に垂れ流し、水銀に犯された魚を食べた人々はしびれ、視野狭窄、言葉がしゃべれないという症状が出始める。
患者の苦しみもその家族の辛さも映画以上に大きいものだろうけど、想像させてくれる力がある作品だった。
これだけ一人一台カメラ(スマホ)を持っていても写真家の存在意義は揺るがないと思った。ツイッターとかインスタとかに流れてくる写真や映像って何も心には響かない。情報以上の意味を持たせるのがプロなんだな。
ライフの編集長役のビル・ナイがいい味だしてた。声？顔？存在感がすごい。
