このレビューはネタバレを含みます
学ぶことが多く感動する部分もある素晴らしい映画だった。
最初の出された刺身をためらったり、写真撮影を諦めかけたところに主人公の人間らしいところが現れていた。
最初は水俣病患者の家族は世間体を気にして、患者を隠そうとしたり、綺麗だなどと言っていた。しかし、最終的には撮影に協力し、「入浴する智子と母」においては患者や自身の裸まで被写体として提供したことに感動した。
水俣病に苦しむ1970年代の人々が描かれていた映画のエンドロールで水俣病患者が現在も苦しんでいることや、先進国、途上国どちらも含む世界の国々の公害の写真が上げられた。それにより、世界中に公害があり、そして多くの人々が苦しんでいることを実感させられた。