成川ジロー

ピーク・レスキューの成川ジローのレビュー・感想・評価

ピーク・レスキュー(2019年製作の映画)
2.1
大陸の下手くそ映画。特殊部隊系ミリタリーアクションの典型的な悪い見本。こういうのは動き(アクション)や行動(脚本)がプロフェッショナルに見える事が必要条件だと思うんだけど、今どきビックリするくらいダメ。

中盤に主人公(隊長)が銃撃戦中に遮蔽物と遮蔽物の間を移動するんだけど、そのとき拳銃を撃ちながら移動始めて、途中で弾切れ起こして、姿勢を低くしたり走ったりせずに背筋伸ばしたまま悠長にリロードし始めて歩いて次の遮蔽物行くのよ。シロウトなの!?
クライマックスが本当に色々酷くて皆耳に白いクルクルコードのイヤホン付けるから一発でわかるし、子供を助ける隊員がいるんだけど、どう見ても明らかに優先順位間違えてて敵の制圧を後回しするし、主人公と部下が何故か敵ボス前に銃を捨てるし(どう見ても爆弾に当たるような状況じゃない)、素手で二人倒したらもう一人居るのわかってるはずなのにそいつ放っといてPC操作するし、別方向に行ったはずの仲間が何故か敵ボスの後ろから来るし、タイマー止めるのも簡単過ぎて笑ってしまった。すぐそれやれよ!
他にもベッドをアサルトライフルで抜くことはできないのに床は拳銃で抜けたり、仲間の回想の入れ方凄い雑だったり……あと大陸はマジで素手のアクションを撮るのが下手くそ。香港のスタッフに土下座して教えを乞え!すぐ近くに世界最高レベルのアクション作る人達がいるんだぞ。
結構メインにメロドラマを入れ込んじゃったのも失敗の原因だと思う。

『戦狼』とか『オペレーション・レッド・シー』とか、中華アクション好きな人にも、オススメは出来ないです。
成川ジロー

成川ジロー