どぅーむがい

The Life and Death of a Porno Gang(英題)のどぅーむがいのレビュー・感想・評価

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そうだ、俺たち人を殺そう…。
映画監督を目指していた男の元にポルノ映画の依頼が来るも、地球と中出しセックスをしたら突っ込んだ穴から変な木が生えてきたりあまりにもクセの強い作品でお偉いさんからバチギレされて窮地に陥る。
そこで変態ばかりが集まったゲリラセックスを各地で行うためポルノギャングを結成。
田舎の老害どもは彼らの行動に難色を示し「穴に入れたる!入れたるぞ!」と謎のスイッチが入り、ポルノギャングを全員レイプ。イカれた状況でハイになり、ポルノギャングどもが笑いながら犯されてるシーンはショッキング。リミッターが外れた主人公たちはスナッフフィルムの依頼を受けて決行するも、一人また一人とメンブレを起こし自殺していく。

初めの方はシュールで笑えるけど、田舎のジジイどもに犯されるパートからはひたすら暗い。ラブアンドピース=セックスという行為が、悪意のある暴力的な行為として彼らに返ってくる悲劇。
それだけでは止まらない地獄。完全に壊れた彼らは戦争で傷ついた者たちを、殺害してカメラを納める。重すぎるセルビアの闇を抱えるにはあまりにも未熟すぎる。地獄のミルフィーユ状態。
スナッフフィルムと仲間の自殺が連続して起き、死が当たり前になったマルコたちの感情がどんどん死んでいくのは観てて辛すぎた。最後まで地獄たっぷりの闇映画。
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