曲がり角から飛び出したら躓いて転びそうなほど走り回る青年とその彼女。真っ白な世界へふたりで行きたい若い夢。議員の父親から騙し取った金を奪われる。どじっちゃったよ。今更帰ったら負けなんだ。そう決めたか…
>>続きを読む襖をガッと開けたら雪山で若い二人が裸で抱き合う濡れ場が差し込まれて、みたいなアヴァンギャルド、もう勘弁して欲しいと本気で思うが寒々しい海と凍えた山の狭間にある港町でもがく情念の男女をこれだけ堂々と映…
>>続きを読む漁師町で愛欲を貪り続けている飲み屋のママ(司美智子)が、自己喪失状態に置かれている放浪カップル(長田恵子&根津甚八)に遭遇する。自己を見失っている人間たちの混沌を描いている、日活ロマンポルノ。脚本の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
7年後に再会したカヨに
過去の裏切りを謝らないケンは最悪。
なぜなあなあにできると思うのか。
ヨウコの処女はシベリアの雪原で散らしたいと願っていたジュンは大迷惑。
寒い!
風邪ひく!
賭場でのサ…
(デジタルリマスター)
かなりフィルムっぽいリマスターだった。
虚ろなセックス。虚ろな愛。
脚本は面白いのだが、演出の解釈が正しいのかは常に疑問が残る。※
(出口出名義だが荒井晴彦脚本とのこと。…
若松作品らしからぬジットリしたセックスシーン、漂白された政治性、男女が漠然と夢見るシベリア=ここではないどこか。日活の買取作品で併映があの『マル秘色情めす市場』だったために脚本の荒井晴彦は劇場で心に…
>>続きを読む仕事で作りましたって感じのポルノ。説明抜きに冒頭から5分以上もの濡れ場がはじまる。男女の関係もわからないまま見知らぬ男女のまぐわいを見せつけられる。それから先は味気ない、この時代によくあるはみ出しも…
>>続きを読む若松孝二監督はよく左翼云々で語られることが多い(この人の本を読むと大抵そういう思想が絡んでくる)が、この監督の本質は限られた予算と日数を守ってプロデューサーの注文にこたえ、脚本の世界を忠実に再現しな…
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