目立たない高校生リオ（グラハム・ヴァーチャー）の前に転校生スターガール（グレース・ヴァンダーウォール）が現れる。彼女はウクレレを弾き歌い、個性的な行動で学園に活気を与え、2人は惹かれ合うようになる。しかし、ある事件をきっかけに彼女は学園中の嫌われ者になってしまう。
地味な男の子の前に風変わりな少女が現れ、仲良くなって彼は変わっていく、というベタベタな青春映画なんだけど、スターガールはほとんど妖精かエイリアン。
彼女は生徒たちが変わるための触媒だったのか、それとも彼女自身の変化も重要だったのか。
テーマも微妙なレトロ感も素晴らしかったけど、多様性の尊重と寛容であることの大切さを訴える映画が巷に溢れる中では、ちょっとインパクトが弱かったかなー。
試合に負けたのを真剣にスターガールのせいにしたり、パーティーの描写がやたら雑だったり、変なところが80年代だった。
逆にグレース・ヴァンダーウォールのパフォーマンスは新鮮で、そこだけが記憶に残りそうだ。
