Yuri

ディナー・イン・アメリカのYuriのレビュー・感想・評価

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)
4.3
序盤から近年のポリコレ的にはどうなの…?というようなシーンがやや多めで、年代設定的には80〜90年代だからまあ、いやでも公開は去年か今年かだしなあ、うーん…と思いながら観てましたが、
急ブレーキのシーンで泣いてしまった…!

社会の中で、真っ直ぐ生きたいのに生きられない彼らは、拠り所であるパンクスに生かされて、パンクスの上を真っ直ぐに生きられてるのがよかったな。
パンクの前に平等、というかなんと言うか…こんな言い方はパンクじゃないのかもしれないけど…
誰か1人でも認めてくれる人がいるだけで人生は輝きだしたりするし、たまたま出会っただけの人に人生狂わされたり、逆にどん底から救われたりもする。
この2人が出会えてよかったなって、すごく思いました。
こう言うことがあるから人生っておもしろいんだよなって、思えました。

濡れ衣ではあったけど、放火は犯罪だからね、余罪もありそうだし、多分薬物もだめだから、あのラストでよかったです。
2人の未来に幸ありますように!

全然違うんだけど、私の中ですごくトレインスポッティングとT2に近い作品。
あんまり大っぴらに好き!とは言えないけど、ラストが観たいがために数年おきとかに観ちゃうことになりそうな作品。
Yuri

Yuri