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ディナー・イン・アメリカのRUNPENのレビュー・感想・評価

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)
4.0
はみ出し者達の人生

何に対しても常に斜に構えてる。が、常に自分のポリシーが揺らがない男サイモンとペットショップで働く普通に地味な女の子、だが隠れた趣味を持つパティ。
この2人がひょんな事で出会い、行動を共にして超仲良くなるお話。

人の行動やその正しさ?その基準って何なのでしょう?
一見むちゃくちゃなヤツに見えて意外と育ちの良さが垣間見えるサイモンと、地味な見た目ながらウチに秘めたる魂をもったパティの掛け合いが面白い。
超下品な運命の出会い!オモロい。
お互いが影響しあって、お互いをわかり合っていくのだが、そのやりとりが綺麗ごとだけで無いのがとても良い。
世の中の常識とは、時代によって少しずつ変わっていくものだけど、そんなうつろいやすい常識に対していつの時代も変わらないのは反骨精神だ。
それは世の中に左右されることの無い自分自身の思考。
それがパンクでありロックなのだ。
「俺たちは従わない!」
世間という名の有象無象の奴らがいくらバカにしようとも、自分の道を見つけたヤツらには関係ない。
これはとても熱い映画です。

友達のシシーとカレンと始めるパティのバンドはきっとカッコいいに決まってる。
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