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ディナー・イン・アメリカのkazu1961のレビュー・感想・評価

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-171
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋90年代のアナログ的な世界観を背景にしたとてもファンキーでパンキーなラブストーリー!!ラストまでしっかりと魅入ってしまいました。

🖋平凡な家庭で平凡な日常を送るオタク系女子のパティ(エミリー・スケッグス)とパンクバンドの覆面ボーカリストのサイモン(カイル・ガルナー)が恋に落ちていくラブストーリーですが、オタク系女子とパンクボーカリストという一風変わったカップルがどうやって出来上がっていくか、そのプロセスが楽しいです。それぞれが自分探しをしている様、パンクという自分を見つけたパティがその前後でどう変化していったか、その細やかな心情描写がしっかりといているためダメな主人公パティに感情移入できるのが良いところですね。

🖋更にサブテーマ的に根底に流れる生きにくい世の中に対するアンチテーゼや、社会の偏見をぶっ飛ばしている、そんな2人の生き方がカッコ良いですね!!

🖋監督はアダム・レーマイヤー、そのシュールなキャラクターの描き方から、普通や世間にあがなうマイノリティのパンク精神をコミカルに親和的に描いているのが素晴らしいです。主演のエミリー・スケッグスは舞台俳優として活躍していますが、長編映画での初主演となります。そして本作、なんとコロナの影響で、まだアメリカ本国では公開されてないそうです。

😊Story:(参考: 公式サイト)
孤独な少女が家に匿ったのは、覆面バンドの推しメンだった…!?パティは孤独で臆病な少女。過保護に育てられ、したいこともできず、単調な毎日を送っている。唯一、平凡な人生から逃避できる瞬間、それはパンクロックを聴くこと。そんな彼女が、ひょんなことから警察に追われる不審な男・サイモンを家に匿ったものの、実はその男こそが彼女の愛するパンクバンド“サイオプス”の心の恋人、覆面リーダーのジョン Q だった…。家族や周囲から変人扱い、社会不適合者、厄介者と蔑まれる、出逢うはずのない二人が、心惹かれ合い社会の偏見をぶっ飛ばしてゆく究極のアナーキック・ラブストーリーが誕生した!

🔸Database🔸
・邦題 :『ディナー・イン・アメリカ』
・原題 :『Dinner in America』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2020
・日本公開 : 2021/09/24
・上映時間 : 106分
・受賞 : ※※※
・監督 : アダム・レーマイヤー
・脚本 : アダム・レーマイヤー
・原作 : ※※※
・撮影 : ジャン=フィリップ・ベルニエ
・音楽 : ジョン・スウィハート
・出演 : カイル・ガルナー、エミリー・スケッグス、グリフィン・グラック、パット・ヒーリ、 メアリー・リン・ライスカブ、リー・トンプソン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
パンクロック好きの孤独な少女が、敬愛するパンクバンドの覆面リーダーを匿ったことから巻き起こる騒動を描いた異色ラブストーリー。過保護に育てられた臆病な少女パティは、孤独で単調な毎日を送っていた。そんな彼女にとって、パンクロックを聴くことだけが、平凡な人生から逃避できる唯一の楽しみだった。ある日、パティはひょんなことから、警察に追われる男サイモンを家に匿う。なんと彼の正体は、パティが大好きなバンド「サイオプス」の覆面リーダーであるジョンQだった。パティを「ミスエデュケーション」のエミリー・スケッグス、サイモンをリメイク版「エルム街の悪夢」のカイル・ガルナーが演じた。共演に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのリー・トンプソン、「24 TWENTY FOUR」シリーズのメアリー・リン・ライスカブ。俳優ベン・スティラーがプロデューサーに名を連ね、「バニーゲーム」のアダム・レーマイヤーが監督を務めた。
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