やたらに気が強くて、小腹が空いてて、声がめちゃデカい、おませで若干素行不良な少女ニーナ(16)のひと夏の経験。田園風景で自然と戯れる彼女も、クラブでハイになって踊る彼女も、どちらも等身大でリアルな少女の姿。この時期の人間ならではの衝動や、ある種の直線的な頑なさに対して、他者が正論で説き伏せようとも絶対言うこと聞かないもんなぁ。だからこそ、自分自身を大切にして欲しいですね。あらすじ読んで抱いた印象と中身が合致しなかったけど、本来求めていたイメージでもある最後のシーンが、凄く綺麗で、そこが好きだった。