門倉カド

あの頃。の門倉カドのレビュー・感想・評価

あの頃。(2021年製作の映画)
1.0
当時を知る人は感動。懐かしさ満点の自伝的ムービー。

【賛否両論チェック】
賛:アイドルに熱狂した若かりし頃から、現実を生きる今の主人公までを通して、その半生が様々な出逢いと共に彩られているのが印象深い。懐かしい楽曲や当時の雰囲気も、知る人が観れば感動必至。
否:良くも悪くも自伝物なので、ストーリーそのものは非常に淡々と進んでいく感がある。ラブシーンや下ネタもあり。

 かつてアイドルに熱狂していた主人公が、様々な人生経験を積んだ現代に至り、余命わずかな“戦友”の存在を通して、これまでの半生を振り返っていく姿が、切なくもどこかユーモラスに描かれていくのが不思議です。
 また内容的には、当時を知っている方が観ると、今も色褪せない楽曲の数々や、当時特有の熱量溢れる雰囲気に、いろんな懐かしさを感じること請け合いです。
 ただお話としては、良くも悪くも“アイドルに熱狂した主人公達の自伝物”なので、特段大きな波もなく、非常に淡々と進んでいく印象を受けてしまう感もあります。また、ラブシーンや下ネタもありますので、その辺も好みは分かれそうなところです。
 基本的には昔を知る方が、
「こんな時代もあったね!!」
とふと感傷に浸れるような、そんな作品といえるかも知れませんね。
門倉カド

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