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あの頃。のsoのレビュー・感想・評価

あの頃。(2021年製作の映画)
2.5
ハロプロに熱狂した男達のあの頃の物語。

アイドルに限らず何かにハマって時も金も全てを注ぎ込む時代を過ごしたことのある人ならば、彼と同じように葛藤する瞬間は必ずあったはず。
「これは逃避なのではないか?」
どん底から救ってくれ、いつでも喜びや夢を与えてくれるアイドルを誠心誠意応援する気持ちと、未来への不安。
その相反する気持ちに各々が見切りをつけ、いつの間にか「あの頃」は終焉へ向かっていた。

もっとアイドルオタクのぶっ飛んだ日常が描かれているものかと予想していたが、自伝的物語というだけあって、かなり現実的。彼らを結びつけていたものがアイドルだったということが少し変わってただけで、特に後半「その後」の描かれ方はあまりにも紋切り型で残念だった。

一番の見所は握手会における太賀の「キモオタが全力でオシャレした格好」。
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