みてべいびー

ラスト・ショーのみてべいびーのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・ショー(1971年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかったからついに観れて嬉しい。何気ないことのように田舎の日常が描かれてるけど、Sonnyにとってはもう戻ってこない青春だったりする。きっと人生ってこうやって終わっていく。私もオープンカーでラジオ聴きながら、ドライブインでバーガー食べてイチャイチャしたい。
そして味のある役者たちが揃っててすごくよかった。メキシコに行こうとはしゃぐSonnyとDuaneを、死期を悟ったかのようにじっと見つめるSam the Lionのシーンが一番印象的。
Sonny: Bein' married always so miserable?
Sam: No, not really. About eighty percent of the time, I guess.
いや結構な確率じゃ〜んて笑
Jeff Bridgesは若いのにこの頃から異彩を放ってる、ハマり役なのもあるけど本当に上手い。Jacyを忘れられないって言うときとバスに乗って去るときの表情が忘れられない。
コーチの奥さんRuth役のCloris Leachmanがこれで助演女優賞獲ったのは納得。最後のブチ切れてコーヒーぶちまけるシーンのモノローグ素晴らしかった。本当に謝る必要なんて微塵もない場面で、なんかつい謝っちゃう女の習性って何なんだろうねって共感した。
これでデビューのCybill Shepardは必殺上目遣いかます割に母親とは違ってウブで、魔性の女になりきれてない感じがいい。田舎っぽさのある美人役が上手い。こういう娘いるよなぁ〜腹の底で何考えてるかよくわからんけどとりあえずみんな虜にしたい、みたいな。
Ellen Burnstynは流石の存在感でした。彼女が主人公Sonnyと車の中で話す場面が一番好きだった、切ないけど。
”I'll tell you, Sonny, it's terrible to only meet one man in your whole life who knows what you're worth. Just terrible. I've looked, too. You wouldn't believe how I've looked.”
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