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ビースティ・ボーイズ・ストーリーのJINのレビュー・感想・評価

3.6
ビースティ・ボーイズに関してはMTVで『Intergalactic』のMVがやたらと流れてた頃、アルバム『Hello Nasty』を聴いたぐらいで特に馴染みはない。
この映画はスパイク・ジョーンズが監督によるドキュメンタリー映画で、会場に観客を入れた中、アドロックとマイクDによるトークイベントで進行という珍しいスタイル。

ビースティ・ボーイズはMCAが癌で逝去したことで解散したわけだが、こうやって彼らのヒストリーを追ってみると、アーティストに歴史ありで面白かったね。
それもアドロックとマイクDの喋りがめっちゃ達者で愉快なのも大きかった。
流石長年ラップをやってた人達だけのことはある。
彼らの音楽を聴くと改めて日本でも影響を受けた人達の顔が色々頭に浮かんできた。

『Fight For Your Right』を恥ずべき曲だと言ってたのも、あまり事情を知らない者として意外だった。
最初は楽しく調子に乗りまくってたのがその後変化をもたらしていくのが興味深い。
3人の中でもMCAが音楽的にかなり重要なポジションだったことがわかる。
彼はもういないけど、彼にこそ色々話が聞きたくなった。
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