オンライン試写にて鑑賞させていただきました。
公開前に再度投稿し直すかもです!
無自覚と無責任から起こす行動により、見切りをつけられる現実がまざまざと描かれ、直視するのがきつかった。
失っては向き合い切れずに逃げて…そこでやっと気づく自らの空虚さ。
それからなくしたものに向き合っていく決意と行動が、一人の男を徐々に変えていく。
決して悪気があるわけではないのに、発する言葉や起こす行動、そして見せる表情が全て悪い方向に拍車をかけてしまう様が、いかにもいそうな感じがした。
誤魔化そうとしているように見えてしまうんよね。
そんな一つ一つの姿を、人柄とともに完全再現する仲野太賀さんさすがでした!
そして、吉岡里帆さんが仲野太賀さんを見る呆れと諦めが瞬時にわかる冷めた目も、とてもきつくて突き刺さってくる。
たすくとたすくの母・せつ子と再婚相手と凪。
それぞれに見せる表情がちゃんと違っていて、時々における心情が伝わってくる演じ分けが素晴らしく、迫真の演技でした。