しゅー

トゥモロー・ウォーのしゅーのネタバレレビュー・内容・結末

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムビデオオリジナル作品の映画。かなり気合い入れて売り出しているのでYou Tubeの広告でもよく見かけた。結論から言うと、めっちゃ良い映画。プライム会員になるだけで無料で見れるなんてお得過ぎると思った。

タイムトラベル×SF×エイリアンはよくある往年の題材なので全く期待を抱かないで視聴開始。

30年後の世界ではエイリアン?が侵攻していて壊滅状態に陥っていた!!幸い現代に繋がるタイムトラベル装置を作っていたので、最後の頼みの綱は現代の世界の人の助けのみ!

主人公は元軍人の高校教師で冴えない日常を送っていた。ある日テレビのサッカー中継を見てるとスタジアムに謎の光が出現。その中から武装集団が出てきた!「私達は30年後の未来からやってきました。私達の世界はエイリアンに侵攻され壊滅寸前です。あなた達の協力が必要です。助けて下さい。」
という感じで冒頭は終る。

30年後の軍隊に徴兵される世の中になり、遂に主人公の出番がやってきた。7日間お勤めをすれば帰ってくるのだが、帰ってくるものは少なく、帰ってきたとしても五体不満足やPTSDになったりと不安要素マシマシな状態でタイムトラベル開始。

戦場は炎が立ち所に上がっていたり凄まじい状況。主人公は30年後の軍隊の司令官に指示されながら、研究員の保護と開発した薬品の回収という作戦を進める。研究員は全員惨殺されていたり、同じタイミングでタイムトラベルした人に庇われながら薬品を回収することに成功する。

指示をしてくれていた司令官と初対面。名字やスペルが一緒ということから実の娘ということが判明する。そう、30年後の娘は軍隊に所属していて立派な大佐になっていたのだ。主人公は感激していたが、娘は冷たい態度を取っていた。それもそのはず、現代から数年もしない間に離婚しているようにとてもいい父親じ ゃなかったそう。

次の作戦はエイリアンに効く毒薬を作る為に、メスの個体を捕獲すること。やっとの思いで捕獲し毒薬を完成させたその時!メスの鳴き声を合図におびただしい数のエイリアンが基地に侵攻してきた。すぐさまタイムトラベル装置を作動し主人公を現代へと戻そうとする娘。それだとこの世界線は助からないままだから帰らないと言う主人公だったが話し合いの結果現代に戻ることになった。装置が作動するまで5分くらいかかるので軍を上げて主人公を守る作戦が開始された。猛攻を続けるエイリアンを駆逐しようとする軍人たち。命からがら主人公は毒薬を握りしめ現代へ帰ることができた。

急いで毒薬を複製したものの、30年後にあるタイムトラベル装置が破壊されタイムトラベルができなくなってしまった!途方に暮れる主人公だったが、妻のアドバイスを受けロシアの氷山の地下にエイリアンが埋まっていると予想する。

同時期にタイムトラベルした仲間や顔見知りの軍人を集めいざロシアへ……。予想は的中!!エイリアンの乗ってきたであろう宇宙船は氷の中にあったのだ!エイリアンが地球に進行しようとしたのではなく、不時着だったこと。また、未来の世界を壊滅へと追いやったのはエイリアンではなくエイリアンが開発したであろう生物兵器だったという真実をここで知る。

繭みたいなところに生物兵器が眠っているので毒薬を打ち込むと、アラ不思議!めっちゃ苦しんで溶けて死んだじゃありませんか!!危険を察知して目覚めた生物兵器との戦闘に入っていく。

宇宙船を爆破したりして生物兵器は殲滅したかと思いきやメス個体(ボス)が逃げていた事が判明。主人公とその父親で最後の戦いをする事になった。なんとかボスを撃破しエイリアンに勝った。そう歴史からエイリアン(生物兵器)の侵攻を消し去る事に成功したのだ。

自宅に帰った主人公は娘と妻と熱い抱擁をし、この幸せを噛み締めた。ある世界線の未来の娘から受け取った、かけがえの無いこの幸せを。
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