クリス・プラット主演のSFアクション映画。アマプラのオリジナルコンテンツで、配信当初から好きなジャンルで面白そうだなーと気になっていた映画です。人類の存亡を賭けてエイリアンと戦うSFの王道。クオリティの高さ=面白さになりがちなSF映画をオリジナルコンテンツ、それも140分の長めとあって最後まで楽しめる作りであるか心配でした。鑑賞後の感想...はもう大満足✨このクオリティの映画がアマゾンの定額料金を払っているとはいえ、見放題作品でいいのかと驚きです。
アマプラのオリジナルコンテンツでありながら、劇場公開作品並みのクオリティの高さなのには理由があって、本作の製作会社はパラマウント・ピクチャーズなのです。パラマウントといえば私の大好きな「スター・トレック」シリーズや「トランスフォーマー」シリーズの製作会社。映画のクオリティの高さにも頷ける話で、パラマウント製作だと知ってたらもっと早く観てたなー。レビューを書くにあたってwikiを覗いてみると、パラマウントの配給で劇場公開予定でしたが、新型コロナの拡大により劇場での公開が断念。配給権はアマゾンに売却という経緯があったようです。良い映画を見放題作品として観られて得したと思うべきか、劇場の迫力あるスクリーンで観られなくて残念と思うべきか複雑な気持ちです💧
【あらすじ】
2022年、サッカーワールドカップの試合が行われていピッチ上に、突如として武装した集団が現れる。彼らは未来から来た兵士であり彼らの中のリーダーは、30年後に人類は未知の生物と戦争になり、全世界の人口は50万人きり絶滅の危機にあると告げる。そして「過去」の人類達に一緒に戦って欲しいと助けを求めたのだった。
世界各国は「未来」への派兵を決めたものの、生還率は30%に満たないほどであり多くの犠牲をだしてしまう。やがて軍人が足りなくなった各国は徴兵制を実施し、時空転移装置の適性をもつ一般人が戦地に送られるように...。元軍人で生物教師のダン・フォレスターもまた、とある徴兵条件を満たしたことから1週間の兵役として未来での戦いに身を投じるのだった。
パケ画の印象でクリプラ演じるダンは現役兵士設定かと思えば、退役軍人とはいえ一般人だったのですね。そして、未来での戦いに身を投じたのも志願ではなく徴兵による強制。ダンと共に未来へ送られた人々も転移装置に適性があることを除けば普通の一般人です。そんな戦闘経験のかけらもないような人々が、簡単な銃の扱いのレクチャーのみでろくな装備も与えられず、対峙する敵の情報もほとんどない状態で未来へ送られる。実は私、ここで映画を観ていてめちゃめちゃ白けた気持ちになってました💦十分な準備があってのうえならまだしも、ただいたずらに一般人を戦場に送り込むだなんて、敵に屠殺して下さいと差し出すようなものです。それならいくら人類滅亡の危機が迫っているとはいえそれは"未来"での出来事であり、今を生きる"過去"の人間が犠牲を払うべきでしょうか？
これにはきちんとしたアンサーがあって、私にとってこの映画の感動した点でありお気に入りの設定であり、この映画に対する評価がぐぐっと上がった要因です。それは何かというと...おっとこれはネタバレか💦めちゃめちゃ語りたいとこなんですけどね笑 コメ欄にネタバレ隠し入れて軽く書こうかな🤔1つ言えるのが移転装置は未来の世界でも偶然発明されたもので万能ではないこと。時間軸にしばりがあって、転移できるのはきっかり30年幅があります。例えば2022年12月１日に転移した場合2052年12月１日に、2022年12月7日であれば2052年12月7日に送られます。2022年12月7日から2052年12月1日への転移は不可のため、自分達に都合のいい行き来はできないのです。この30年という期間が遥か遠い未来ではなく、しかし一世代程の年月がストーリーにいい感じに作用していると思います。
面白さを語りたくてめっちゃ長くなってる💦残りはさっくりといこうかな笑 他にも登場人物みんなが個性があって魅力的だったり何気ない場面が伏線だったりも私が映画観るうえでポイント高いところ👍ストーリーへの絡め方も良くて含め無駄のない映画だなーと。さっき程の"未来のために過去の人間が犠牲を払うべきか”みたいに、気になるところにはちゃんと答えがついてくるシーンあるのも観ていて面白い。意外とここまで1個1個疑問に答えがついてくるSF映画も珍しい。でも、なるほどな～って考えながら映画見られるので好きです👏
各国で第1位となる大ヒットを記録したことで続編製作に向けた動きもあるとのこと。ただ製作はアマゾン・スタジオとのことで、パラマウントのクオリティにどこまで近づけるか気掛かりですが、続編を楽しみに待ちたいと思います👋
