このレビューはネタバレを含みます
LIVE
DIE
REPEAT
死んだり、意識を失うと同じ日の朝に戻って何度もループするLDR映画。ちなみに「LDR映画」って使ってるの私だけです。まあ「ループもの」で充分だしね。
本作の特徴を挙げるなら、2人でループすること。毎回それぞれが目覚めた場所と時間にリセットされる。死ぬ時間や場所は関係なし。
この設定が後半で2人のすれ違いを生むことになる。ナイルズが目覚めてすぐにサラを探しても、そもそもサラの方が早く目覚めて出かけてしまう。逆にサラの方はナイルズが丁度目覚めたところへやって来ることができる。早起きは三文の徳である。
他には、ループする日がサラの妹の結婚式当日ということで、そんな誰かの人生の節目だからこそ事件が起きたり、感情が揺れ動いたりする。退屈な人生の中で非日常を味わえる特別な日がループする。
でも面白い映画だとは思うけど、ループから抜け出すためにしたことが某ループものとモロ被りなのは看過できない。肝心なところで興が削がれてしまった。
一度ケチが付くと、作品のテーマもよくあるもののように思えてしまう。そもそも私、恋だの愛だのの映画ってそんなに好きじゃないということも思い出してしまう（笑）
自力でなんとかする姿勢は素晴らしいんだけど、脚本も自力でなんとかしてほしかった感。
クリスティン・ミリオティの困り顔は素敵。
