ムギ山

パーム・スプリングスのムギ山のネタバレレビュー・内容・結末

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

11月であの気候って、カリフォルニアって天国やなあというのが第一印象。まあそんな風土だから「同じ1日を永遠に繰り返す」という羽目になったときに、そこに安住するか脱出しようとするかの2択が生じるわけである。
『モダン・ラブ』や『ブラック・ミラー』でファンになったクリスティン・ミリオティさんが、やっぱりすごく良い。なんかヤケクソな役というか芝居がとてもよく似合う女優さんやなーと思った。
J.K.シモンズが同様にタイムループにはまっちゃっていて、小さい子供ふたりがいる「永遠の1日」に安住しようとしている側の人。彼自身は未来をまだ経験していないので「子供の成長を見られないのは悲しいけど」なんて言うのだが、すでに育っちゃった子供の親としては「子供が小さいままの1日が永遠に続く」というのは実は非常に胸に来るシチュエーションだったりして、見終わったあとちょっと泣きそうになってしまった。映画そのもののテーマとは話が別なんですけどね。
ムギ山

ムギ山